俺得修学旅行60話

俺得修学旅行 61話

俺得修学旅行 61話
鉄の処女――開門!(2)

 

伊賀と那由華がやってきたのは古い洋館だった。

 

「旅館の奥に古い洋館の別荘があってな。庭を通じて勝手口同士が繋がっている。父に内緒でそこの一室を使わせてもらうつもりだ」

 

那由華の説明を傍らで聞きつつも、伊賀はバスローブ姿の那由華が気になっていた。

 

(これ…北条さんも下はすっぽんぽんなのかな?…シャンプーの匂いと風呂上がりの熱が伝わってくる…)

 

「ここだ」

 

庭を通り抜けると、確かに洋館があった。
なかにはいるとそこは…

 

 

 

「す、すげぇっ!!」

 

想像以上の豪邸に伊賀は驚いた。

 

「和の風情も良いが、こういう方が自宅っぽくて落ち着くのでな…」

 

那由華は伊賀のかぶっていた女装用のカツラをスルッと取った。

 

「あ」

 

「女装までして参加させられた星女の修学旅行はどうでしたか?」

 

「いや…色々あって大変だったっていうか…」

 

「私もだ」

 

那由華は若干の怒りも込めて返事をした。

 

「…昨日は怒ってすまなかったな」

 

「いえ…」

 

 

 

――洋館の一室にたどり着いた二人。

 

「人類があまねく子孫繁栄のために通過する儀礼とはいえ…行為にも『格』というものがある」

 

そういいつつ、那由華は部屋にあった音楽プレーヤーを再生させた。

 

(クラシック…)

 

「できる限りことを美しく済ませたい」

 

星女三巨頭最後の一人がバスローブをするりと脱いだ。

 

そのエロティシズムは…まるで芸術(アート)のような…。

 

 

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